Tohoku Reserve

【宮城】美酒と美食に酔いしれる、大人のための1泊2日贅沢旅

公開日 2025.05.26 更新日 2025.05.27

エリア 宮城県

タグ | 旅プラン

「忙しい毎日から、ふっと解放されたい…」そう感じている大人のあなたへ。

今回は、豊かな自然と食文化が魅力の宮城県で、心と体を満たす美酒探訪の旅をご提案します。

歴史ある酒蔵でじっくりと味わう深遠な日本酒、そして太陽と潮風を浴びたブドウが織りなす芳醇なワイン。土地の物語と作り手の情熱に触れながら、宮城ならではの美酒と美食を心ゆくまで堪能する、そんな落ち着いた大人のための週末旅行プラン!

さあ、あなたも美酒を求めて宮城へ旅立ちませんか?

Contents

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  • なぜ今、宮城の「酒旅」がおすすめ? ~伝統と革新が息づく美酒の地~
  • 1日目:伝統と革新に触れる、芳醇な日本酒の世界へ
    • 午前:名水と歴史が育む「佐浦(浦霞醸造元)」を訪ねて
    • 昼食:地元の割烹で味わう、季節の味覚と日本酒のマリアージュ
    • 午後:白石「武家屋敷通り」を散策し、夕刻の宿へ
  • 2日目:潮風と太陽が育む、新進気鋭のワインとの出会い
    • 午前:海を見下ろす丘の上の「秋保ワイナリー」を探訪
    • 昼食:ワイナリー併設のカフェ「TERROAGE AKIU」で、地元素材のランチプレート
    • 午後:お土産探しと、旅の終わり
  • 最後に。大人のための宮城美酒旅をさらに楽しむには?

なぜ今、宮城の「酒旅」がおすすめ? ~伝統と革新が息づく美酒の地~

宮城県は、奥羽山脈からの清らかな水と、広大な平野で育まれる上質な酒米に恵まれた、由緒ある酒どころ。その歴史はなんと慶長9年(1604年)にまで遡るんですよ!

仙台藩祖・伊達政宗公が御用酒屋を設けたことで、醸造技術は目覚ましい発展を遂げました。現在も、県内各地には伝統的な製法を守り続ける老舗酒蔵が点在し、それぞれの土地の個性を映し出す日本酒を醸し続けているんです。

宮城の日本酒は、一般的に「爽やかで鮮やかなキレのある淡麗辛口」と評されます。この洗練された味わいは、東北の厳しい冬の寒さの中でじっくりと時間をかける「低温長期発酵」という伝統の技が生み出すもの。また、酒米には「蔵の華」が広く用いられ、近年では令和元年に誕生したばかりの新品種「吟のいろは」も注目を集め、新たな酒造りの可能性を広げています。

さらに近年では、この地の恵まれた気候と土壌に惹かれた作り手たちによって、個性豊かなワイナリーも次々と誕生しているんです。これにより、宮城の「お酒」の魅力は日本酒だけにとどまらず、その多様性を増しています。

この旅では、「日本の粋」を感じさせる歴史ある日本酒と、「モダンな感性」が光る新進気鋭のワイン、その両方の魅力を心ゆくまで味わえます。異なる二つの酒文化を巡る体験は、単なるお酒を楽しむだけでなく、奥深い文化体験へとあなたを誘うでしょう。伝統的な日本酒は、まるで静謐な日本庭園のように歴史と繊細な技を物語り、一方、革新的なワインは、モダンアートギャラリーのように新たな挑戦と国際的な感覚を表現しています。このコントラストを体感することで、あなたの旅はより知的で、五感を満たす豊かな時間へと変わるはずです。

1日目:伝統と革新に触れる、芳醇な日本酒の世界へ

午前:名水と歴史が育む「佐浦(浦霞醸造元)」を訪ねて

旅の始まりは、日本三景・松島にもほど近い塩竈市にある老舗、「佐浦(浦霞醸造元)」から。享保9年(1724年)創業というから驚きです!約300年もの間、宮城の酒造りの歴史を紡いできたこの蔵元は、その歴史と確かな品質で広く知られています。

佐浦では、ぜひ「浦霞 酒ギャラリー」へ足を運んでみてください。ここでは、蔵元の歴史や酒造りの工程を学ぶことができ、宮城の風土が育む酒米「蔵の華」や、注目の新品種「吟のいろは」といった原料へのこだわりを深く知ることができます。

そして何と言っても楽しみなのが試飲!佐浦が醸す銘酒「浦霞」の様々な味わいを体験できます。米の旨み、華やかな香り、そして宮城の日本酒ならではの「爽やかで鮮やかなキレのある淡麗辛口」をじっくりと堪能しましょう。特に「浦霞 禅 純米吟醸」は、その上品な味わいで多くの人々を魅了する逸品です。

「浦霞 酒ギャラリー」では、ここでしか手に入らない限定ラベルの日本酒や、宮城の伝統工芸品なども購入できますよ。酒蔵見学ツアーは、事前予約が必要な場合があるので、訪れる前に公式ウェブサイトなどで最新情報をチェックするのがおすすめです。創業200年以上の歴史と名水が生む日本酒、まさにこの旅の始まりにふさわしい場所ですね!

  • 名称:佐浦(浦霞醸造元)
  • 所在地:宮城県塩竈市本町2-19
  • 創業年:享保9年(1724年) / 約300年
  • 主な銘柄:浦霞
  • 見学可否/内容:「浦霞 酒ギャラリー」にて歴史紹介、製品展示、試飲、限定酒販売。詳細な酒蔵見学は要事前確認。
  • 予約要否:酒ギャラリー訪問は通常不要ですが、特別な見学ツアーは事前予約推奨。
  • 電話番号:022-362-4165
  • 公式サイト:https://www.urakasumi.com/

昼食:地元の割烹で味わう、季節の味覚と日本酒のマリアージュ

佐浦を後にしたら、地元の豊かな恵みを堪能できる割烹へ。
ここでは、三陸沖で獲れた新鮮な魚介や、地元産の旬の野菜をふんだんに使った美しい会席料理が楽しめます。その繊細な盛り付けは、まさに芸術品!

そして、もちろんここでも宮城の地酒、特に先ほど訪れた佐浦の日本酒も豊富に用意されています。料理長おすすめのペアリングで、繊細な日本料理と日本酒が織りなす極上のハーモニーを心ゆくまでお楽しみください。米の旨み、華やかな香り、そしてすっきりとしたキレ。宮城の日本酒は、旬の食材の持ち味を最大限に引き出し、食の体験をより豊かなものにしてくれます。

ユーザーのご要望にあった「近くの宿場町に残る古民家を改装した割烹」の情報は見当たりませんでしたが、この地ならではの美食と美酒の組み合わせは、きっとあなたの舌を満足させてくれるはずです。塩竈市周辺や、この後の目的地へ向かう道すがら、素敵な割烹を探してみるのも楽しいかもしれませんね。

午後:白石「武家屋敷通り」を散策し、夕刻の宿へ

お腹が満たされたら、歴史情緒あふれる白石市へ。
「武家屋敷通り」をのんびりと散策しましょう。ここは、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような、静かで趣のある町並みが魅力です。狭い小路に沿って流れる水路や、連なる土塀の風景は、訪れる人を歴史のロマンへと誘います。

特に、片倉家の奥方用人として仕えた「旧小関家」は必見。
1730年(享保15年)に建てられた茅葺き屋根の母屋は、当時の武士の質素ながらも洗練された暮らしぶりを垣間見ることができる貴重な場所です。内部も見学できるので、実際に武士が暮らした空間に足を踏み入れ、歴史を肌で感じてみてください。単なる宿場町以上の、深い歴史的体験ができるはずです。

散策の後は、今日のお宿へ。
今回は、日本三景・松島の絶景を望む「小松館 好風亭」を選びました。松島湾が目の前に広がる大浴場「みはらしの湯」や、贅沢な貸切露天風呂では、やわらかな泉質の天然温泉とともに、時間とともに表情を変える松島の雄大な景色を独り占めできます。旅の疲れを癒し、夕食までの時間をゆったりと過ごすのに最高の空間です!

2日目:潮風と太陽が育む、新進気鋭のワインとの出会い

午前:海を見下ろす丘の上の「秋保ワイナリー」を探訪

2日目は、太平洋を見渡す小高い丘に佇む「秋保ワイナリー」へ。こちらは、東日本大震災後、宮城県で初めて誕生したワイナリーとして、早くも多くのワイン愛好家から注目を集める新進気鋭の存在です。その土地の気候風土(テロワール)を最大限に活かした丁寧なワイン造りが魅力なんです。

広大なブドウ畑を散策しながら、栽培されているブドウの品種や、この土地ならではの栽培方法について説明を受けることができます。その後は醸造所を見学し、最新の設備と伝統的な手法を組み合わせたワイン造りの現場を間近に見る貴重な体験を。ワイナリーの代表からは、この地でワイン造りを始めた情熱的なストーリーや、未来への展望を聞くことができ、作り手の熱い想いに触れることができますよ。

そしてお待ちかねのテイスティング!
潮風を感じさせるミネラル豊かな白ワインや、凝縮感のある赤ワインなど、数種類のワインをじっくりと味わってみてください。併設のショップでは、気に入ったワインをその場で購入することもできます。

秋保ワイナリーは、ワイナリー見学だけでなく、併設のレストラン「TERROAGE AKIU」での食事も一体となった体験を提供しています。これは単なるワインの試飲にとどまらず、宮城のテロワールと食文化の素晴らしい「マリアージュ」を深く体感できる機会。生産者の情熱と地域の恵みを同時に味わうことで、旅の満足度がぐっと高まるはずです。

秋保ワイナリー訪問 Tips

ワイナリーツアーは通年・平日開催(火曜を除く)で、約60分、料金は4,000円(税込)から。2名から10名で催行され、原則7日前までの電話予約が必要です。季節によっては、ブドウの収穫体験や、醸造家との特別なワインセミナーなども開催されるので、ウェブサイトで最新情報をチェックして、ぜひ予約してみてください!

昼食:ワイナリー併設のカフェ「TERROAGE AKIU」で、地元素材のランチプレート

秋保ワイナリーに併設されたレストラン「TERROAGE AKIU(テロワージュ秋保)」でのランチは、この旅のハイライトの一つと言えるでしょう。2024年8月1日にオープンしたばかりのこのレストランは、「究極のマリアージュは産地にあり」という素敵なコンセプトを掲げています。

秋保周辺の農家が育てた新鮮な野菜や、宮城・東北の豊かな食材を活かした、彩り豊かなイタリアンランチプレートは、見た目も味も満点!もちろん、秋保ワイナリーで丁寧に醸造されたワインとの相性も抜群です。ブドウ畑に囲まれた開放的なテラス席で、美しい景色を眺めながら、ゆったりとした贅沢なランチタイムを過ごしてみてはいかがでしょうか?ディナーは予約制でコース料理も用意されているので、さらに特別な食体験も可能です。

ワイナリーとレストランが連携することで、ワインの背景にあるテロワール(土地の個性)を、食を通じてより深く理解することができます。単に美味しい食事を提供するだけでなく、その土地で育まれたブドウと食材が織りなすハーモニーを体験することで、この旅の記憶はより鮮明に、そして五感に深く刻まれるはずです。

  • 名称:秋保ワイナリー
  • 所在地:宮城県仙台市太白区秋保町湯元枇杷原西6
  • 開設時期:東日本大震災後、宮城県で“第一号”のワイナリーとしてスタート(約7年目)
  • 主なワイン特徴:テロワールを活かした丁寧なワイン造り、潮風を感じさせるミネラル豊かな白ワイン、凝縮感のある赤ワイン
  • 見学可否/内容:ワイナリーツアー(約60分、ブドウ畑・醸造所見学、テイスティング)通年・平日開催。ブドウ収穫体験やワインセミナーも季節により開催。
  • 予約要否:ワイナリーツアーは原則7日前までの電話予約必須。
  • 営業時間:ショップ&カフェ&見学: 9:30-17:00、レストラン: 11:00-17:00 (ランチ11:00-15:30, カフェ15:00-17:00), ディナー予約制 18:00-21:00。
  • 定休日:毎週火曜日。
  • 電話番号:022-226-7475
  • 併設施設:レストラン「TERROAGE AKIU(テロワージュ秋保)」:地元食材を活かしたイタリアン、ワインペアリングを提供。
  • 公式サイト:https://akiuwinery.co.jp/

午後:お土産探しと、旅の終わり

心もお腹も満たされたら、旅の締めくくりは、地元のお土産店や道の駅などで、宮城ならではの特産品を探す時間です。地酒やワインはもちろんのこと、宮城を代表する「笹かまぼこ」や「牛タン製品」といった定番のグルメは、旅の思い出を美味しく彩ってくれます。

さらに、この土地で育まれた職人の技が光る伝統工芸品も、ぜひ手にとっていただきたい魅力的なお土産です。例えば、「宮城伝統こけし」は、鳴子、遠刈田、弥治郎、作並、肘折の5つの系統があり、それぞれ異なる形や絵付け、表情を持っているのが特徴。職人が一つ一つ丁寧に手作りしているため、温かみと個性が感じられます。また、「仙台箪笥」は、江戸時代末期から伝わる伝統工芸品で、その精緻な技術はまさに芸術品。指物、漆塗り、手打ち鉄金具の三つの工程を職人が手作業で行っています。これらの工芸品を選ぶことは、単なるお土産の購入に留まらず、地域の歴史や職人の情熱、そして独自の文化を深く持ち帰る体験となるでしょう。

工芸品名特徴主な購入場所関連体験
宮城伝統こけし鳴子、遠刈田、弥治郎、作並、肘折の5系統があり、それぞれ形や描彩に異なる特徴を持つ。職人が全工程を手作業で行う。日本こけし館(鳴子温泉)、みやぎ蔵王こけし館(遠刈田温泉)、弥治郎こけし村(白石市)、秋保工芸の里(仙台市太白区)、こけしのしまぬき本店(仙台市)など絵付け体験(日本こけし館、みやぎ蔵王こけし館、弥治郎こけし村、秋保工芸の里など)
仙台箪笥江戸時代末期から伝わる伝統工芸品。指物(木工)、漆塗り、手打ち鉄金具の3つの工程を職人が手作業で行う。秋保工芸の里 熊野洞(仙台市太白区)、仙台箪笥伝承館 門間屋(仙台市若林区)など制作体験(仙台箪笥協同組合)
その他堤焼、白石和紙、岩出山しの竹細工など

心もお腹も満たされ、素敵な思い出を胸に、いよいよ帰路へ。この宮城の美酒旅が、あなたの日常に新たな彩りと inspiration をもたらすことを心から願っています。

最後に。大人のための宮城美酒旅をさらに楽しむには?

宮城での美酒探訪を最大限に満喫するために、いくつか大切なポイントがあります。これらは、あなたの旅をより豊かで、記憶に残るものにするためのヒントです。

事前予約はしっかりと! 人気の酒蔵やワイナリー、レストランは、特に週末や観光シーズンには予約が取りにくい場合があります。見学ツアーやテイスティングは事前予約が必須のことも多いので、早めの計画と予約がおすすめです。

賢い移動手段を選びましょう。 酒蔵やワイナリーは、公共交通機関でのアクセスが難しい場所にあることも。レンタカーやタクシーの利用、または Tohoku Reserve が提案するような専用ツアーの利用も検討してみてください。

試飲はほどほどに。 美味しいお酒についつい手が伸びてしまいますが、試飲は適量を心がけ、体調管理に気をつけましょう。運転される方は、絶対に飲酒はしないでくださいね!

作り手との会話を楽しみませんか? 酒蔵の杜氏やワイナリーの醸造家は、お酒造りに対する熱い想いと深い知識を持っています。積極的に話しかけて、その土地ならではのストーリーや、お酒へのこだわりを聞いてみてください。きっと、旅がより一層深まりますよ。

いかがでしたでしょうか?今回ご紹介した場所以外にも、東北には魅力的な酒蔵やワイナリーがたくさんあります。それぞれの土地が育む個性豊かな美酒と美食、そしてそこに息づく物語を探しに、あなただけの特別な酒旅を Tohoku Reserve で見つけてみませんか?

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